こんにちは。
オーストラリアに留学中の大町えりんです。
外国の大学を目指す人や海外への移住を検討している方は一度はTOEFLというテストを聞いたことがあるのではないでしょうか。
とは言っても、TOEFLってどんなテストと疑問に思っている人も多いと思います。
そこで、TOEFL受験を検討している方に向けてご紹介します。
TOEFLとは？
TOEFLとは？
TOEFL (Test of English as a Foreign Language)という英語を母国語としない人たちが、留学する際に英語能力を測定するためのテストです。
主催はアメリカ合衆国のNPO, Educational Testing Services (ETS)によって行われています。
TOEFLでは自宅受験とテストセンターでの受験かの２つの選択肢があります。
ですが、自宅受験にはカンニング防止のためのカメラやスピーキングのためのマイクを用意しなければならないので、TOEFLを初めて受験される方は特に、テストセンターでの受験が可能な場合はテストセンターで受験しましょう。
iBTとITPの違い
TOEFLにも２種類のテストがあります。
iBTは個人向けのテストで、ITPは企業や団体向けのテストになります。
一般的には、iBTを受けることになるケースが多いと思いますので、こちらでもiBTについて話していこうと思います。
TOEFLの概要
試験内容
TOEFLではReading, Listening, Speaking, Writingの４技能を測ります。
TOEFLでは学術的な問題が出題されます。
単語などもあまり馴染みのないものになってきますし、文章の内容も専門的なことになってきます。
Reading:学術的な文章（主に生物学や歴史）を読み制限時間内に質問に答える
Listening:大学内での会話や質疑応答、教室での議論や授業に関する質問に答える
Speaking:身近な話題の質問に答えたり、生徒同士の会話や教授の話を聞いて、聞いた内容をまとめて話す。
Writing:文章を読んだり、音声をまとめるものと質問に対して自分の意見を書くものがある。
テスト時間
TOEFLではReading, Listening, Speaking, Writingの４技能を約3時間のテストで測ります。
Reading: 54分〜72分（30〜40問）
Listening:41分〜57分（28〜３９問）
Reading,Listeningに関してはどちらかにダミー問題が含まれているので時間が定まっていません。
休憩:10分
Speaking:17分（4問）
Writing:50分（２題）
TOEFLは3時間ほどかかるためどれだけスクリーンを見た状態で、集中し続けられるかが高得点を狙う上で1つポイントになってきます。
得点
TOEFLは120点満点のテストです。
各セクションごとは、30点満点になります。
TOEFLの使い道
TOEFLが主流の国
冒頭でTOEFLは留学に必要ということをお話ししましたが、TOEFLは主にアメリカやカナダの一部の地域の留学を検討する方に向けた英語の測定テストです。
イギリスやヨーロッパ、オーストラリアではIELTSというまた異なる英語測定テストが主流になってきます。
ですが、TOEFLの点数でイギリス・ヨーロッパ・オーストラリアの受験も可能ですし、IELTSを使ってアメリカやカナダの留学を検討することも可能です。
同じ英語力を測定するテストでもTOEFLとIELTSで問題形式や得点の付け方が異なってくるので、自分に合ったテストを選びましょう。
どれくらいの点数が必要？
TOEFLにおいてアメリカでは61点、80点、100点の３段階のボーダーラインがあり、それぞれの点数を超えることで受験できる大学が増えます。
最低61点を保持していれば、留学できる大学はあります。
80点を取得すると８０％以上のアメリカの大学を受験することができます。
100点を取得できれば、アイビリーグなどの世界トップの大学にも挑戦することができます。
また、カナダにおいては90点以上を取得することで進学の基準を満たせる学校が多いです。